DUAL TECHNOLOGY

DUAL TECHNOLOGY

DUAL TECHNOLOGY(デュアル・テクノロジー)

守備率10割に近づくグラブ

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ピッチャーが真ん中低めに投げ込んだ速球を、バッターが弾き返す。打球はピッチャーの足元を抜け二遊間へ。回り込んだ遊撃手のグラブを弾き、フィールドに転がった。すぐさま拾い上げて送球。一塁塁審は大きく両手を広げる。スコアボードには「E6 」の表示。プレーを見た観客の多くはまず、遊撃手の技術を疑うだろう。

しかし、ウイルソンは違う。ボールを弾いてしまった理由は野手ではなく、グラブにあると考える。それが、ウイルソンのグラブ開発の根底にある精神だ。

どうすれば、エラーのないグラブを作れるのか。

その難問に立ち向かうべく、試行錯誤を経て誕生したのが、「デュアル・テクノロジー」守備率10 割を目指して開発された、従来の概念を根底から変えるグラブである。

 

2 本のはみだしがプレーを変える

 

デュアル・テクノロジーはウイルソンが約20 年前よりアメリカモデルにて採用している独自の技術である。鹿児島の小さな町のグラブ工場で開発されたその画期的なグラブを、最初に見出しアメリカに広めたのは、当時からウイルソン・シカゴ本社でグラブ開発に携わる麻生茂明(あそうしげあき)だ。

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「天然芝のグランドでバウンドが不規則に変化するアメリカのベースボールに、まさにふさわしいテクノロジーでした」

 

そのテクノロジーを最大限に取り入れつつ、日本人の骨格、プレースタイル、重さなどを考慮し、細やかな日本の職人技を駆使して改良を施したのが、今回誕生した「日本人のための」デュアル・テクノロジーである。

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最大の特徴はグラブの背面部分に走る2 本のはみだし。「DUAL」とは「Dual Welting(デュアルウェルティング:2本のはみだし)」の通称で、その名のとおり、一般的なグラブには1 本しかないはみだしが、デュアル・テクノロジーには2本ある。

一見、はみだしを1本増やしただけのように見えるかもしれない。しかし本当のデュアル・テクノロジーはその内側構造に隠されている。

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一般的なグラブは1 枚の革で指を覆うように作られているのに対し、デュアル・テクノロジーは3 枚の革を合わせて立体的に縫製されている。このことが、ボールをつかむ力を指先まで伝えることに大きく貢献している。内袋の時点でしっかりとポケットにボールが収まる形状がすでに完成しており、外袋と縫い合わされることで、その形状はDUA L ならではの立体構造へと進化する。

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ギリギリの時ほど「入る」

 

この立体構造により、ポケット以外の箇所に当たった打球もポケットの中心部に収まりやすくなり、イレギュラーや打球の回転などによる微妙なバウンドの変化にも対応しやすくなった。さらに、2 本のはみだしが指先の強度を高め、今までは打球に弾かれてしまっていたような逆シングルの球際やライナーでの捕球にも対応できるようになった。

野手の「あと一歩」をカバーするグラブ。 事実、DUALを手にしたプレーヤーからは、「ポケットが広くなったように感じる」「ボールを受ける音がよくなった」「打球にチャージできるようになった」といった声が寄せられている。

ギリギリのプレーをした時ほど“入ってくれる”手と同じ感覚で使えるグラブ。緊迫した場面でも不安を感じることなく直感で捕球できるグラブ。それがこのデュアル・テクノロジーなのである。

 

夢の“ 守備率10 割”へ 「エラーはグラブの責任」

 

これは、プレーヤーはもちろん、指導者も含め、とかく技術論や精神論で語られがちな日本における守備の概念を根底から変える発想かもしれない。しかし、日本における開発担当の日高泰也(ひだかやすなり)はこう言う。

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「例えば、よく切れないハサミはハサミが悪い。バットも、打てないのはバットのせいだと言うこともあるでしょう。しかし、捕れないのはグラブのせいだという発想は、日本のプレーヤーの中にはほとんどなかったと思います。でも、グラブもハサミやバットと同じ道具ですから、ボールをうまく捕れなければグラブにも責任があるはずなんです。選手にも指導者にも、エラーをしたらノックの本数を増やすのではなくグラブに問題がないかを考えてほしいと思っています」

 

使いやすさは結果につながり、結果が自信を生み、自信がプレーの安定感につながる。その先にあるものは、守備率10 割という夢の世界。その夢を、開発スタッフの情熱と、ものづくりの力で支えたい。そんな思いが、デュアル・テクノロジーには詰まっている。

 

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