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2008年03月21日発行
松坂の頼もしい同僚&要注意ライバルは? 日本開幕戦の注目打者
25、26日に開催されるレッドソックス対アスレチックスの日本開幕戦が、いよいよ間近に迫ってきた。レッドソックスは松坂大輔投手が開幕投手を務めることが決まり、ますますの盛り上がりを見せる一戦。今回は、注目のバッターたちを紹介する。
王者レッドソックスは、昨年のレギュラーがそのまま残り、松坂にとっても心強い限り。中でも注目は、やはりマニー・ラミレス外野手、指名打者デービッド・オルティスの大砲コンビだろう。過去3年間、この2人で放った本塁打は年平均79本と破壊力抜群。特にオルティスは、2004年の日米野球で来日した際、東京ドームで観客の度肝を抜く超特大の一発をたたき込んでいるだけに、今回も期待は十分だ。
そのほかでは、ダスティン・ペドロイア二塁手、ジャコビー・エルスバリー外野手という24歳の若手2人に注目したい。昨年の新人王ペドロイアは、身長175センチとメジャーリーガーとしては小柄ながら、豪快なフルスイングが真骨頂で、攻守にわたって常に全力プレー。昨年はシーズン終盤、左手を骨折したまま試合に出続けた。一方、エルスバリーの魅力はスピード。9月にメジャー定着を果たした昨季は33試合で9盗塁をマークしており、日本でもその快足を見せてくれるだろう。
対するアスレチックスでは、大黒柱のエリク・チャベス三塁手が、腰痛で来日できなくなった。通算227本塁打、ゴールドグラブ賞6回という攻守の要が欠場となれば損失は計り知れないが、今季のチームにはイキのいい若手たちが大勢いる。ともに日本では無名だが、ダリク・バートン一塁手、トラビス・バック外野手などは、マイナー通算で4割前後の出塁率を記録しており、「マネーボール」と言われるアスレチックスのチーム戦略を担う存在。今季ブレイクを果たしてもおかしくない人材だ。
ブレイクと言えば、昨年その才能を開花させたのが指名打者ジャック・カスト。長らくメジャー定着を果たせなかったが、昨年5月に加入したアスレチックスでチームトップの26本塁打。マイナー通算200発を誇る未完の大器が、その実力をようやく見せた。カストの魅力はパワーだけでなく、選球眼の良さにもある。昨年は124試合の出場ながら、リーグ2位の105四球を選んでおり、昨季は制球に苦しむ姿が目立った松坂にとっては、嫌な相手となりそうだ。
最後に「変り種」として両軍1人ずつを紹介したい。アスレチックスでは、日系人のカート・スズキ捕手。ハワイ出身、「キヨシ」というミドルネームを持つ24歳は、今季から正捕手として期待されており、自身のルーツとも言える日本で幸先の良いスタートを狙っている。一方はフリオ・ルーゴ遊撃手。強力レッドソックス打線において、どちらかと言えば「穴」とされているが、実はデビルレイズ(現レイズ)時代の2004年、日本で行われたヤンキースとの開幕戦で決勝打を放ち、この試合のMVPを獲得した経歴がある。今回もその再現を密かに狙っていることだろう。
