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ジョシュ・ベケット
ジョシュ・ベケット
●フロリダ・マーリンズ
●背番号:21
●生年月日:1980 / 5 / 15
●196 cm / 99 kg
●右投げ / 右打ち
●2003年度成績
・9勝8敗 防御率3.04
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2004年02月16日発行

大舞台で花開いた逸材

〜ジョシュ・ベケット投手(マーリンズ)〜

2003年のワールドシリーズ第2戦、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜が日本人メジャーリーガーでは史上初となるアーチを放った。高校時代から大舞台では常に実力を発揮し、メジャー最高峰のステージで早くもMVPとの呼び声が上がった“ゴジラ”。しかし、そんな松井を押し退けて栄えある勲章を手にしたのが、フロリダ・マーリンズのジョシュ・ベケットだった。

かの奪三振王ノーラン・ライアンと同じテキサス出身のベケットは、メジャー3年目。レギュラーシーズンではチームトップの152奪三振をマークしたものの、プレーオフ開始当初の注目度は決して高くなかった。しかしマーリンズが1勝3敗と追い込まれたリーグチャンピオンシップ第5戦、力のある150キロ台の速球とブレーキの効いたカーブ、落差のあるチェンジアップをコーナーに投げ分け、球界屈指のスラッガー、サミー・ソーサ外野手率いるカブス打線を圧倒。2安打の完封勝利を収めると、3勝3敗で迎えた最終戦でも同点の5回から登板し、4イニングを1失点に抑えてチームのリーグ優勝を呼び込んだ。

そして迎えたヤンキースとのワールドシリーズ第3戦、尊敬する同郷のスター、ロジャー・クレメンスの前で7回1/3を1失点と好投しながらも、好調の松井には1打数ノーヒット、2四死球と注目の初対決は消化不良に終わり、結局自身も敗戦投手に。しかし優勝に王手がかかった第6戦では4番に座った“ゴジラ”を相手に4打数ノーヒット、1三振と完勝。ヤンキース打線もわずか5安打に封じ込め、マーリンズを6年ぶりの頂点に導くとともに、自身も文句なしのMVPに選ばれた。それでも、このベケットはまだ23歳。普段はあどけない笑顔を見せる“怪童”の伝説は、始まったばかりだ。

W-PRESSトリビア
ベケットは80年生まれの23歳。そう、西武の松坂大輔投手に代表されるいわゆる“松坂世代”と同い年なのだ。実はメジャーでもカブスのマーク・プライアー投手、セントルイス・カージナルスのアルバート・プーホルス外野手が、この若さで早熟のスーパースターとして認められているが、ベケットがメジャーを代表する存在となる日も、そう遠くないかもしれない。