MLB NEWS
2004年08月23日発行
常勝球団支える本格派クローザー
〜ジョン・スモルツ投手(ブレーブス)〜
ミシガン州出身のスモルツは、1985年に地元のデトロイト・タイガースに入団するも、メジャー昇格を前に当時は弱小のブレーブスへ放出される。しかし新天地では先発の機会に恵まれたことが功を奏し、150キロ台の速球と決め球のスライダーに磨きをかけると、91年には14勝をマークしてリーグ優勝に貢献。さらに、ミネソタ・ツインズと対戦したその年のワールドシリーズでは、大一番の第7戦で憧れの存在だった元 タイガースのジャック・モリス投手と息詰まる投手戦を展開し、知名度も全国的になる。その後は左腕トム・グラビン(現メッツ)、93年から加入したグレグ・マダックス(現カブス)の両投手とともに強力な先発ローテーションを形成。95年にはワールドシリーズ制覇の美酒に酔った。
96年には24勝を挙げてサイ・ヤング賞を獲得するなど、球界を代表する先発投手の地位を築き上げていたスモルツに転機が訪れたのは2000年。右肘の手術を受け、シーズンを棒に振ったのだ。さらに復帰した2001年には抑え不在というチーム事情もあってクローザーを任されることに。先発にこだわりを持つスモルツではあったが、翌2002年にナ・リーグ新記録の55セーブをマークする快挙を達成。昨年は故障があったにも関わらず、45セーブはリーグ2位だった。今季も前半戦は出番に恵まれなかったものの、最近はゲームを締める場面も増えており、3年連続40セーブも視野に入ってきた。ちょうどその記録に届く頃には、ブレーブスの13年連続地区優勝(ストライキのあった94年を除く)も成し遂げられているかもしれない。
メジャー4年目の91年、スモルツは前半戦に2勝11敗と大きく負け 越す大スランプに陥ったことがあった。しかし心理学者の下へ足を運んだスモルツは、ここで受けたアドバイスにより心機一転。後半戦は12勝2敗と驚異的な巻き返しを見せたほか、ポストシーズンでも毎年のように安定した働きを見せるなど、強靭な精神力を発揮し続けている。
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