MLB NEWS

2004年12月20日発行

ストーブリーグが本格化!

〜注目プレーヤー・野手編パート2〜

メジャーリーグではここ数年、オフのストーブリーグが長期化する傾向にある。昨年はグレグ・マダックス投手(シカゴ・カブス)やイバン・ロドリゲス捕手(デトロイト・タイガース)、ウラジーミル・ゲレロ外野手(アナハイム・エンゼルス)らフリーエージェント(FA)の大物が相次いで年明けに契約を結んだ。今年も市場の動きは緩やかで、特に外野手に移籍先の決まっていない有力選手が目立っている。

中でも最も注目は今季2球団で計38本塁打、42盗塁の好成績を収めたカルロス・ベルトラン。特にシーズン後半は攻守にわたってヒューストン・アストロズのワイルドカード獲得に大きく貢献し、ポストシーズンでも最多タイとなる8ホーマーを放ち、市場価値を高めた。アストロズが5年以上の長期契約を提示したと伝えているが、らつ腕の代理人として知られるスコット・ボラス氏は10年契約を求めているという噂も。それだけに、この要求を満たせるのは球界屈指の資金力を誇るニューヨーク・ヤンキースしかないという見方もある。

シカゴ・ホワイトソックスからFAとなった強打者のマグリオ・オルドネスも、見逃せない存在。今季は故障の影響で52試合の出場にとどまったが、毎シーズン打率3割、30本塁打、100打点を上回る活躍が期待できる。しかし5年総額7000万ドル(約73億円)の大型契約が最低ラインと見られており、ホワイトソックスは既に白旗を揚げた。ボルティモア・オリオールズやニューヨーク・メッツが移籍先として有力か。

このほか、今年で38歳になりながら自己最高の39本塁打を放ったシカゴ・カブスのモイゼス・アルー、今季アトランタ・ブレーブスの主軸として活躍したJ.D.ドルーも、まだ新天地が決まっておらず、去就が注目される。またFAではないが、カブスが誇る通算574本塁打のサミー・ソーサ外野手は首脳陣との確執からトレードに出されると噂されており、こちらも目が離せない。