MLB NEWS

2005年03月30日発行

メジャーリーグ今季の見どころ

〜ア・リーグ編〜

東地区では、昨年のワールドシリーズ覇者レッドソックスと名門ヤンキースの2強が他を大きくリードしている。レッドソックスは主力投手2人が抜け、エースのカート・シリング投手も開幕には間に合わないが、依然として強力打線は健在。一方、このライバルと開幕戦で激突するヤンキースは、現役最強の左腕ランディ・ジョンソンを軸に先発陣がパワーアップした。松井秀喜外野手が中軸に入る打線も破壊力があるだけに、今年も熱いバトルが繰り広げられそうだ。また、サミー・ソーサ外野手の加入で重量打線に厚みが増したオリオールズ、野茂英雄投手がいるデビルレイズ、エースのロイ・ハラデー投手の完全復活が期待されるブルージェイズが上位争いにどこまで食い込めるかにも注目が集まる。

中地区は、井口資仁二塁手がメジャーの移籍先に選んだホワイトソックスが面白い。昨年の盗塁王スコット・ポドゼドニク外野手と井口の1、2番コンビを中心にスピード感溢れる攻撃を展開し、クローザーの高津臣吾ら投手陣が少ないリードを守りきる。そんなスリリングな野球が数多く見られれば、左の好投手ヨハン・サンタナを柱に守り勝つ戦いをするツインズの地区4連覇を阻む可能性は十分ある。また、ともに若手が伸びてきたタイガース、インディアンスの両球団も侮れない。ただし、昨シーズン最下位のロイヤルズは、今年も苦しい戦いが続きそうだ。

今やメジャー屈指の巧打者と呼べるイチロー外野手らの所属するマリナーズが、昨シーズン低迷したのが西地区。しかし、マリナーズはオフに2人の大砲を獲得して戦力アップを遂げ、優勝争いは混迷を極めると予想される。その中で、本命は昨年1位のエンゼルス。MVPのウラジーミル・ゲレロ外野手を中心に、選手層の厚さはメジャー屈指と言えるだろう。また、レンジャーズは投打ともに若手の成長が著しく、今年は優勝を狙える力を備えている。一方、アスレチックスは主力の2投手が抜けたのが気がかり。しかし新加入の藪恵壹投手が、メジャーでどこまで通用するかは見ものである。(続く)