MLB NEWS
2005年04月19日発行
メジャーリーグ今季の見どころ
〜ナ・リーグ編〜
4月3日、メジャーリーグは約6カ月に及ぶ長丁場のペナントレースが幕を開けた。前回はア・リーグのシーズン展望を行ったが、今回はナ・リーグについて触れていきたい。
メジャー全6地区の中でも最大の激戦区と予想されているのが、ナ・リーグ東地区。1995年以降、毎年この地区で優勝しているブレーブスが、投手陣の充実ぶりから今年も本命なのは間違いない。しかし松井稼頭央二塁手が在籍するメッツが、オフにペドロ・マルティネス投手とカルロス・ベルトラン外野手の大物2選手を獲得し、一気に戦力アップ。またシーズン直前には加入した石井一久投手の存在も忘れてはならない。マーリンズも、大砲カルロス・デルガド一塁手が加わり、パワーとスピードを兼ね備えた強力打線が完成した。守護神ビリー・ワグナー投手が故障から復帰したフィリーズ、大家友和投手が在籍するナショナルズも投打のバランスが整っているだけに侮れない。
中地区では、前年リーグ優勝を成し遂げたカージナルスが頭ひとつ抜けている。リーグ最強の重量打線に加え、オフには実力派左腕のマーク・マルダー投手が加入。田口壮外野手らベンチの層も厚い。対抗馬はアストロズとカブス。アストロズは打線に迫力を欠くが、42歳のロジャー・クレメンスを柱に投手陣は充実している。カブスも強打者サミー・ソーサ外野手(現オリオールズ)が抜けたものの、投打のレベルはともに高い。またダークホース的存在として、打線が強力なレッズも見逃せない。一方でパイレーツとブルワーズは、優勝を狙うには駒不足か。
西地区は、ロッキーズを除く4球団に優勝のチャンスがあると言える。昨年この地区を制したドジャースは、投打ともにやや戦力ダウン。一方、僅差で2位に甘んじたジャイアンツは、勝負強いモイゼス・アルー外野手らが加入して戦力に厚みが増した。ただし、主砲バリー・ボンズ外野手が故障で出遅れたほか、全体的にベテランが多いのが気がかり。逆に優勝の期待が膨らんでいるのがパドレス。安定感抜群のジェイク・ピービを軸に先発投手陣が充実し、大塚晶則がセットアッパーを担うリリーフ陣も心強く、競り勝つ野球で覇権を狙う。またダイヤモンドバックスも、新戦力が揃って活躍すれば3年ぶりの優勝も見えてくるだろう。
