MLB NEWS
2005年05月06日発行
メジャーリーグ個人タイトル争い
〜ナ・リーグ編〜
メジャーリーグも開幕から早くも1カ月が経過し、上々な滑り出しでタイトル獲得に向けて弾みをつけた選手もいれば、けがで出遅れたプレーヤーもいる。前回はア・リーグの個人タイトル争いの見どころを紹介したが、今回はナ・リーグの有力候補について取り上げる。
打撃主要3部門(打率、本塁打、打点)では、現役最強打者との呼び声高いジャイアンツのバリー・ボンズ外野手が、ひざの故障のため前半戦の復帰が厳しい状況。昨シーズン首位打者とMVPを獲得したボンズの離脱により、毎年3部門全てで上位にランクインしてきたカージナルスのアルバート・プホルス一塁手に、三冠王獲得のチャンスが大きく広がっているといえるだろう。プホルスは5月4日現在、全部門でベストテン入りしており、シーズン終了時にはメジャーでは1967年以来となる三冠王の偉業を達成しているかもしれない。
しかしこの日の時点では、開幕から打撃絶好調のカブスのデレク・リー一塁手が三冠。元オリックス監督のレオン氏を父に持ち、年々成長を続けるリーだけに、今年いずれかの部門で初タイトルを手にする可能も十分ある。また、昨年プホルスと同じリーグ2位タイの46本塁打を記録したレッズのアダム・ダン、3年目のミゲル・カブレラ(マーリンズ)といった若手外野手は、ホームラン王争いの注目株。またロッキーズの新人クリス・バームス遊撃手は、首位打者争いにどこまで絡めるか期待が集まる。
投手では、現役最強左腕のランディ・ジョンソンがア・リーグのヤンキースに去った一方、最強右腕との呼び声高いペドロ・マルティネスがナ・リーグのメッツに加入。これにより、アストロズの大投手ロジャー・クレメンスとマルティネスのベテラン勢を中心に勝利、防御率、奪三振のタイトル争いが繰り広げると見られる。昨シーズン防御率1位のジェイク・ピービ(パドレス)、一昨年のワールドシリーズMVPジョシュ・ベケットといった若手やジャイアンツの速球派ジェーソン・シュミットら中堅が大御所2人にどこまで割って入れるか見ものである。一方、セーブ王争いは、常連組が故障で揃って出遅れる中、新鋭のブランドン・ライオン投手(ダイヤモンドバックス)が好スタートを切った。
