MLB NEWS
2005年05月24日発行
メジャーリーグ交流戦の注目カード
日本のプロ野球では今年、新たな試みとしてセ・リーグとパ・リーグの交流戦がスタート。これまでのペナントレースでは見られなかった対戦が実現し、新鮮味と面白味を実感しているファンも多いことだろう。一方、メジャーではア・リーグとナ・リーグによる交流戦「インターリーグ」が1997年から存在している。今年はまず5月20日から3日間行われ、その後2週間の間隔を置いて6月6日から再開し、26日に終了する予定。そこで、今回は今年の注目カードをいくつか紹介していきたい。
まず、最も人気があるのは同じ都市、あるいは近隣の都市に本拠地を置くチーム同士のダービーマッチ。特にヤンキースとメッツのニューヨーク対決は、互いの球場を地下鉄で行き来できることから「サブウエー(地下鉄)シリーズ」と呼ばれる。お互いのファンの間でもライバル意識が強いため、その盛り上がりようはワールドシリーズに勝るとも劣らない。また日本のファンにとっても、ヤンキースの松井秀喜外野手とメッツの松井稼頭央二塁手、石井一久投手の競演が見られるチャンス。特にダブル松井は、ともにこのシリーズとは相性が良いため、活躍が大いに期待できる。
そのほかのダービーマッチでは、井口資仁二塁手と高津臣吾投手が所属するホワイトソックスとカブスが激突するシカゴ対決、野茂英雄投手のいるデビルレイズ対マーリンズのフロリダ対決などがある。強風で知られるシカゴダービーは「ウィンディーシティークラシック」、フロリダは名産物であるかんきつ類の名を冠した「シトラスシリーズ」と独特な名称でファンに愛されているのもメジャーならではである。
ところで、97年に始まったインターリーグは当時、基本的に同地区同士の対戦しか行われなかった。しかし現在では、異なる地区同士による組み合わせも数年おきに見られ、特に伝統ある2球団が対戦するカードは、歴史を感じさせるものがある。例えばナ・リーグ中地区のカブスは6月17~19日、ヤンキース(ア・リーグ東地区)の本拠地ヤンキー・スタジアムに乗り込むのだが、これは実に38年のワールドシリーズ以来、実に67年ぶりとなる。その一方で、昨年のワールドシリーズで対戦したレッドソックス(ア・リーグ東地区)と田口壮外野手がプレーするカージナルス(ナ・リーグ中地区)が、今年はインターリーグで再戦が実現し、6日から3連戦を行う。
