MLB NEWS

2005年09月06日発行

個人タイトルと各賞の行方

〜ア・リーグ編〜

 メジャーリーグのレギュラーシーズンも、クライマックスまであと1カ月を切った。し烈なプレーオフ争いもさることながら、個人タイトル争いの行方にも注目が集まる。また、MVP、最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞、新人王の発表は11月に予定されているが、どんな選手が栄冠を獲得するのか早くも気になるところだろう。そこで今後2回は、各タイトルおよび賞の有力候補を一挙に紹介していきたい。第1回は、ア・リーグ編(順位はすべて現地9月4日時点のもの)。

まず主要打撃3部門では、いずれもヤンキース、レッドソックス、レンジャーズ勢が躍進。首位打者争いではマイケル・ヤング遊撃手(レンジャーズ)が、ジョニー・デーモン外野手(レッドソックス)をわずかにリードしている。打率3位はAロッドことアレックス・ロドリゲス三塁手(ヤンキース)で、本塁打の数で首位に立ち、かつ打点も4位。これに対し、指名打者デービッド・オルティスとマニー・ラミレス外野手(ともにレッドソックス)、マーク・テシェイラ一塁手(レンジャーズ)は、ホームランキング争いでAロッドを追いかけるだけでなく、打点王の座を巡ってもトップ争いを繰り広げている。またMVPは、Aロッドが本命視されており、有力な対抗馬はオルティスとウラジーミル・ゲレロ外野手(エンゼルス)か。

投手に目を向けると、最多勝争いではバートロ・コローン(エンゼルス)が一歩リード。ジョン・ガーランドとマーク・バーリーのホワイトソックス勢らが追う展開となっている。一方、最優秀防御率と最多奪三振の両部門は、ヨハン・サンタナ(ツインズ)が2年連続の2冠に向けて好位置に。特に防御率では、上位にいるバーリーとのトップ争いから目が離せない。しかし、サイ・ヤング賞をめぐってはコローン、サンタナ、バーリーが有力候補に挙げられるも、ともに決め手を欠くのが現状。2年連続4度目の最多セーブに期待がかかるマリアノ・リベラ(ヤンキース)が、ア・リーグのリリーフ投手では13年ぶりとなる同賞に選出される可能性も十分ある。

また、盗塁王争いではトップのスコット・ポドセドニク外野手(ホワイトソックス)が、後続の追い上げを振り切りそうな気配。そのポドセドニクとホワイトソックスで1、2番コンビを組む井口資仁二塁手は状況に応じた打撃と堅守でチームの快進撃に大きく貢献しており、新人王受賞に期待が膨らむ。既に2けた勝利を挙げているサウスポーのグスタボ・チャシン投手(ブルージェイズ)が最大のライバルになるだろう。(ナ・リーグ編に続く)