MLB NEWS
2005年11月22日発行
オフシーズンの注目選手
〜野手編〜
ワールドシリーズが終了して早1カ月が経過しようとしているメジャーリーグ。秋が深まる中、オフのストーブリーグは徐々に活性化されつつあり、全30球団のゼネラルマネージャーら球界関係者がテキサス州ダラスで一堂に会す12月上旬のウィンターミーティングあたりから、いよいよ本格化すると見られる。前回はこのオフの去就が注目されている投手・捕手を紹介したが、今回は野手にスポットライトを当てたい。
前回も触れたとおり、今オフは例年に比べてフリーエージェント(FA)の選手に特筆すべき人材が少ない。しかし視点を変えれば、大物選手が絡んだトレードが活発的に行われる可能性が高いとも言えるだろう。最大の注目株は現役屈指のスラッガー、マニー・ラミレス外野手(レッドソックス)。地元ボストンのメディアを嫌い、他球団へのトレードを志願していると言われている。メッツやエンゼルスが獲得に興味を示しており、その動向が気になる。
またマリナーズの現状に不満を漏らしているというイチロー外野手も、最近になって放出のうわさが流れている。ニューヨークの地方紙では先日、ヤンキースがトレードを打診したものの、マリナーズに断られたと報じられた。打撃、走塁、守備の全てに優れているイチローは、優勝を狙える強豪球団にとっては、のどから手が出るほど欲しい存在。来年は違うユニホームに袖を通しているかもしれない。
このほか、ジム・トーミ(フィリーズ)とカルロス・デルガド(マーリンズ)の両一塁手、アルフォンソ・ソリアーノ二塁手(レンジャーズ)、ゲリー・シェフィールド外野手(ヤンキース)といった長距離ヒッターもトレードのうわさが絶えない。一方のFA組では、ホワイトソックスを88年ぶりのワールドシリーズ優勝に導いたポール・コナーコ一塁手やレッドソックスの人気者ジョニー・デーモン外野手が、残留か移籍かで注目を集めている。
一方、ヤンキース残留が既定路線と見られていた松井秀喜外野手は15日、総額およそ60億円に上る4年契約に合意。来季も晴れてピンストライプのユニホームを身にまとうことが決定した。またソフトバンクの城島健司捕手も、22日にマリナーズへの移籍を発表した。その城島とイチローが同じマリナーズの選手として一緒にフィールドに立つ姿を見たいと思う日本のファンは、きっと多いと思われるが、果たして?
