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2006年01月11日発行

ウイルソンを愛用する現役メジャーリーガーたち

 1923年、歴史的大スターであるベーブ・ルース(ヤンキースほか)のオリジナルグローブ“ベーブ・ルース モデル605”を発売するなど長年にわたってメジャーリーグとともに歩んできたウイルソンのグローブ。前回、ルースを筆頭にウイルソンを愛用した往年の名選手を紹介したが、今回は現代のメジャーで活躍するスターたちを紹介したい。

 ウイルソンのアドバイザリースタッフの中でも代表格と言えるのが、現役最強打者との呼び声高いバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ)。2001年に年間73本塁打のメジャー新記録を樹立するなど、通算708ホーマーを量産し、歴代2位の714本をマークしたルースを抜き去るのは今や時間の問題となっている。さらに昨年のような長期欠場さえなければ、ハンク・アーロン(ブレーブスほか)が持つ755本のメジャー歴代最多記録を年内に更新するかもしれない。41歳という年齢や敬遠攻めに遭って打つ機会が少ない点を懸念する見方もあるが、甘い球を確実にとらえる高度な打撃テクニックの持ち主であるだけに、756本の金字塔を打ち立てる瞬間が今年中に訪れることを期待したい。

 そのボンズが故障により不在だった昨年のナ・リーグのホームラン王争いで、見事タイトルを奪取したのがアンドルー・ジョーンズ外野手(ブレーブス)だった。両リーグトップの51本塁打を放ち、打点王と合わせて二冠を獲得。今年はボンズとのし烈なタイトル争いが予想される。なおボンズとジョーンズに共通して言えるのは、打撃だけでなく守備も非常に優れていること。ボンズが過去ゴールドグラブ賞に8回選出されれば、ジョーンズも昨年まで8年連続で同賞に輝いている。

 ゴールドグラブ賞の常連と言えば、グレグ・マダックス投手(カブス)とイバン・ロドリゲス捕手(タイガース)を忘れてはならないだろう。マダックスは抜群の制球力と決め球チェンジアップを武器に通算318勝をマークしている好投手だが、守備も堅実でゴールドグラブ賞を15度受賞している。一方、「パッジ(英語で『ずんぐりした人』の意)」の相性で親しまれているロドリゲスは、闘志を前面に押し出しながらリーダーシップを発揮するキャッチャー。強肩で知られ、ゴールドグラブ賞の獲得回数は、捕手としては歴代最多の11回を誇る。また打撃面での実績も見事で、レンジャーズ時代の1999年には打率.332、35本塁打、113打点の好成績でア・リーグMVPに選ばれたこともある。

 このほか2004年のア・リーグMVP、ウラジーミル・ゲレロ外野手(エンゼルス)や2003年にマーリンズでワールドシリーズMVPを獲得したジョシュ・ベケット投手(レッドソックス)、2年連続20勝以上のロイ・オズワルト投手(アストロズ)など球界の約3人に1人がウイルソンのグローブを使って戦っている。2006年もウイルソンのグローブを手にしたプレーヤーたちがメジャーのフィールドで大暴れするに違いない。