MLB NEWS
2006年02月21日発行
WBC開催目前! 日本ラウンドの見どころは?
メジャーリーガーをはじめとするプロ野球選手たちが、それぞれの母国を代表する初の国別対抗戦「ワールドベースボールクラシック(WBC)」が、3月3日からいよいよ始まる。記念すべき第1回大会の1次リーグ最初の6試合は、東京ドームで開催されることになっており、日本、韓国、台湾、中国の各代表チームが国の威信を賭けて激突する。その見どころを今回は紹介する。
まず、大会に参加した全16の国と地域は、A~Dの4組に分かれてそれぞれ1次リーグを戦う。A、B組の上位2チーム、C、D組の上位2チームがそれぞれ2次リーグを行い、各組の2位までが決勝トーナメントに進出できる。日本は1次リーグA組に属し、3日から中国、台湾、韓国の順に対戦。このラウンドが、事実上アジア最強国決定戦と呼んでも過言ではないだろう。
日本代表は王貞治監督(ソフトバンク)の下、メジャーリーグでプレーするイチロー外野手(マリナーズ)中心に高い技術を生かした野球で1次リーグ通過を狙う。投手陣は、先発が上原浩治(巨人)と松坂大輔(西武)の両アテネ五輪経験者、サブマリン渡辺俊介(ロッテ)を中心とした布陣となり、抑えは大塚晶則(パドレス)が有力。打線はイチローをリードオフマンに据え、福留孝介外野手(中日)、指名打者・松中信彦(ソフトバンク)、新井貴浩一塁手(広島)の3人が中軸に座ると見られる。また西岡剛二塁手(ロッテ)、川崎宗則遊撃手(ソフトバンク)が持つ機動力にも期待したい。
1次リーグのトップ争いで、日本にとって最大のライバルとなるのは韓国だろう。メジャー106勝の実績を誇る朴賛浩(パドレス)を筆頭に、伸び盛りの徐在応(ドジャース)、アンダースローの金炳賢(ロッキーズ)ら実力のある投手が出場予定。打線に年間56発のアジア記録を持つ李承ヨプ一塁手(巨人)や元中日の李鍾範外野手(キア)ら日本の野球を熟知している選手がいるのも怖い。
台湾は、王建民投手(ヤンキース)が出場を辞退したこともあり、戦力的に日韓の両国に劣る印象は否めない。しかし、郭泓志投手(ドジャース)や陳金峰外野手(前ドジャース/現ラニュー)といったメジャー経験者がいるだけに侮れない。中国は、かつてロッテでプレーしたジム・ラフィーバー氏が監督を務めるが、実力は4チームの中で最も低いと言わざるをえない。しかし、192センチの長身サウスポー王楠投手(北京)、昨年の国内リーグ三冠王に輝いた張玉峰遊撃手(上海)がどんなプレーを見せるかは注目である。
