MLB NEWS

2006年05月09日発行

城島と斎藤のライバルは?

〜期待の新人たち〜

 メジャーリーグは開幕から1カ月が経過し、4月の日本人選手ではマリナーズ城島健司捕手、ドジャース斎藤隆投手といった新人王の資格を持つ2人の活躍が目立った。両者ともア・リーグ、ナ・リーグそれぞれの月間最優秀新人の受賞こそならなかったものの、候補に挙がるなど存在感を示していた。そこで、今回は2人のこれまでを振り返るとともに、そのほか今年のメジャーで注目の新人をピックアップする。

 日本人初の捕手としてメジャーの世界に飛び込んだ城島は、開幕から2戦連続でホームランを放つなど、打撃面では上々のスタート。しかし、リード面では試行錯誤が続いている。実際にマリナーズは僅差の試合を落とすことが多く、スタートダッシュに失敗。今後巻き返しを図っていく上では、攻守両面でゲームに大きく絡む城島が浮沈の鍵を握っているといっても過言ではない。

 その城島は、開幕前からア・リーグ新人王の有力候補としてメディアの視線を集めていたが、今一番タイトルに近いのはレッドソックスの新守護神ジョン・パペルボン投手か。4月は全13試合で無失点と安定感があり、ルーキーでは同月の月間新となる10セーブを記録した。また、タイガースの先発右腕ジャスティン・バーランダーも注目の投手。23日のマリナーズ戦では、自慢の速球が100マイル(約161キロ)以上を2度計時した。

 さて、城島と違ってマイナーで開幕を迎えたのが斎藤。しかし、ドジャースのリリーフエース、エリク・ガニエ投手が故障離脱したため、4月7日からベンチ入りすることに。斎藤は昇格後8試合連続で無失点と好投。特に18日のカブス戦では、うれしいメジャー初勝利をマークした。5月に入ってから2戦続けて敗戦投手になった日もあったが、7日の時点では計15回2/3の投球回数を上回る19奪三振を記録しており、今後も中継ぎ陣の重要な戦力として活躍が期待される。

 斎藤と同じナ・リーグ所属の新人には、日本人にとって馴染みのある名前が目に付く。4月の月間最優秀新人に選ばれたプリンス・フィルダー一塁手(ブルワーズ)は、かつて阪神などで活躍した大砲セシル・フィルダー氏の息子。父親譲りのパワーに加え、打撃に巧さもある。またパドレスのジョシュ・バーフィールドは、巨人でもプレーした元オールスター外野手のジェシー・バーフィールド氏を父に持つが、ポジションは二塁。打力ではフィルダーに劣るが、5月5日にはサヨナラ打を放つなど、随所で実力を垣間見せている。

 ほかにも今年は両リーグともに、ここでは紹介しきれないほど将来のスターとなり得る新人選手が目白押し。また、昨年タイトルホルダーとなったヒューストン・ストリート投手(アスレチックス)、ライアン・ハワード一塁手(フィリーズ)はいずれも中盤以降の活躍が際立っていた。まだまだ長丁場のシーズンが続くだけに、今後もルーキーたちの台頭、そして活躍から目が離せない。