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2006年07月25日発行

トレード期限直前! 注目選手の移籍先は?

 7月31日のトレード期限を目前に控え、メジャーの移籍市場は水面下で活発な動きを見せている。今季は多くのチームが23日時点でプレーオフ進出に望みを残しているため「買い手」と「売り手」が見分けづらく、大物の移籍が相次ぐ可能性と、その逆に目立った動きが起こらない可能性の両方が考えられる。

 その中でも間違いなく「買い手」側なのがヤンキース。特に松井秀喜、ゲリー・シェフィールドの両レギュラーを欠く外野手の補強は必須で、欲を言えば今ひとつ不安定な投手陣にもメスを入れたいところだろう。現時点ではかつてチームに在籍していたアルフォンソ・ソリアーノ(ナショナルズ)や走攻守そろったボビー・アブレイユ(フィリーズ)ら大物獲得もうわさされている。ただし松井らの早期復帰を見越し、中堅どころの獲得で彼らの復帰までを乗り切る可能性もある。

 そのソリアーノは、今回のトレード市場で最大の目玉。ヤンキース以外にも多くの球団が興味を示しており、マリナーズもその1つとされている。マリナーズはア・リーグ西地区の最下位とはいえ、首位とのゲーム差はそれほどなく、見極めが難しい状況。若手有望株を売って今季に賭けるべきか、それとも来季以降を見すえて自重するか、判断に迷うところだ。

 昨季の球宴ホームランダービーで優勝したアブレイユも、今オフにフリーエージェントの権利を得るとあってフィリーズがシーズン途中に放出する可能性が高い。実際に彼を欲しがるチームも多いため移籍はほぼ確実だが、そのフィリーズもプレーオフ進出への望みがないわけではなく、土壇場で方針を転換するかもしれない。

 そのほか、元サイ・ヤング賞左腕バリー・ジト(アスレチックス)や300勝右腕グレグ・マダックス(カブス)、Dトレインことダントレル・ウィリス(マーリンズ)ら各チームのエース級投手も移籍市場で注目を集めている。いずれにせよ、今月末に戦力強化に成功したチームが、ワイルドカード争いを含めて混戦模様にあるプレーオフレースを制すると予想される。