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2006年10月04日発行

いよいよ開幕、ポストシーズン第1ラウンドの見どころ

 メジャーリーグは10月1日、162試合のレギュラーシーズンが終了。ア・リーグ、ナ・リーグともに東、中、西の各地区の優勝チームと2位の最高勝率(ワイルドカード)が決定した。そして、これら強豪8チームの勝ち抜き戦となるポストシーズンの第1ラウンド、地区シリーズ(3戦先勝制)が3日に開幕する。ワールドシリーズ優勝へ向けて、最初の難関となる同シリーズ全4カードの見どころを今回は紹介する。

 6年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙う名門ヤンキース(ア・リーグ東地区優勝)は、ワイルドカードのタイガースと対戦する。松井秀喜外野手、アレックス・ロドリゲス三塁手、デレク・ジーター遊撃手らタレントぞろいのヤンキース打線と、名捕手イバン・ロドリゲスがリードするタイガース投手陣との対決は見もの。ヤンキースは2003年のワールドシリーズ、当時マーリンズでプレーしていたロドリゲスの好リードに屈した苦い過去があるだけに、同じ轍を踏むのは避けたいところだ。

 ア・リーグのもう1つのカードは、投打にバランスが取れたツインズ(中地区優勝)と投手陣が安定しているアスレチックス(西地区優勝)の対戦。初戦からヨハン・サンタナとバリー・ジートの新旧サイ・ヤング賞左腕対決が見られるなど、見どころは豊富だ。打線はメジャートップのチーム打率を誇るツインズに分があるだけに、アスレチックスとしてはベテランの指名打者フランク・トーマスら打線がサンタナから少ないチャンスをものにできるかがポイントとなるだろう。

 ナ・リーグに目を向けると、メッツ(東地区優勝)対ドジャース(ワイルドカード)の試合が実力伯仲の好ゲームとなりそうだ。メジャー最速で地区シリーズ進出を決めたメッツは、投打ともに戦力が充実。ただし、エースのペドロ・マルティネスが故障する痛手を負っている。一方のドジャースは、波に乗ると手がつけられない存在。先発陣は、通算333勝のグレグ・マダックスなど経験豊富な投手が多いだけに、リードを守ったままクローザー斎藤隆投手を送り出す展開に持ち込みたい。また、勝負強さに定評のあるメッツの若武者デービッド・ライト三塁手にも期待。

 カージナルス(中地区優勝)とパドレス(西地区優勝)は、昨年と同じ組み合わせ。昨年はカージナルスが投打ともにパドレスを圧倒したが、今年は当時ほどチームに勢いがないのが実情。逆にパドレスは、歴代セーブ王トレバー・ホフマンを柱とした投手陣が昨年よりもレベルアップしており、前回の借りを返す可能性は十分にある。カージナルスが復調するには、厳しいマークが予想される主砲アルバート・プホルス一塁手の活躍ももちろんだが、田口壮外野手ら脇役の中からニューヒーローが出てくることがキーになるかもしれない。