MLB NEWS
2006年11月01日発行
パワー対スピード・技術
〜日米野球の注目選手〜
今年のワールドシリーズは、カージナルスが4勝1敗でタイガースを下し、実に24年ぶりの優勝で幕を閉じた。田口壮外野手も、ポストシーズン中は決勝本塁打や好守、小技などで随所にキラリと光る活躍を見せ、勝利の美酒に酔った。しかし、今年のメジャーリーグは、日本のファンにとっては、まだまだお楽しみがある。11月上旬に行われる「イオン日米野球2006」があるからだ。
今年の見ものといえば、まずは城島健司捕手(マリナーズ)と井口資仁二塁手(ホワイトソックス)の凱旋。城島は1年、井口は2年メジャーでプレーし、ともに10月31日の記者会見ではメジャー特有のパワーのすごさを強調していた。そのパワーにもまれながら、日本で培ってきた技術と経験を武器に実力を証明した2人だけに、いっそう磨きをかけたプレーを日本のファンの前でも披露してくれるだろう。
日本人2人が語るパワーが際立つのは、何といってもバッティング。今回は昨年のホームラン王アンドルー・ジョーンズ外野手(ブレーブス)、今シーズン両リーグトップの58本塁打を放ったライアン・ハワード一塁手(フィリーズ)、44発のジャーメイン・ダイ外野手(ホワイトソックス)が出場する。彼らの長打力からは目が離せない。
その一方で、打撃の技術や、スピードも見逃せない。ア・リーグ首位打者のジョー・モウアー捕手(ツインズ)、35試合連続安打を記録したチェース・アットリー二塁手(フィリーズ)、2年連続盗塁王のホセ・レイエス遊撃手(メッツ)も来日しているのだ。また、勝負強いデービッド・ライト三塁手(メッツ)も忘れてはならない存在だろう。
来日会見では、ハワードやモウアー、ブルース・ボウチー監督(ジャイアンツ)らがそろって日本の技術の高さ、スピードを高く評価していた。これは、イチロー外野手(マリナーズ)を筆頭とした日本人野手の活躍だけでなく、3月に行われたワールドベースボールクラシック(WBC)王ジャパンの印象が強かったからだろう。その足を絡めた日本の攻撃に対するメジャーの投手陣では、身長208センチの長身クリス・ヤング(パドレス)、2年連続14勝のブロンソン・アローヨ(レッズ)、WBC米国代表にも選ばれた抑えのジョー・ネーサン(ツインズ)のピッチングに注目したい。
