MLB NEWS

2006年11月08日発行

日本人選手が熱いストーブリーグ

 ワールドシリーズ、日米野球を経て、いよいよ本格的なストーブリーグの到来を迎えようとしているメジャーリーグ。今年は、さっそく2人の日本人プレーヤーがポスティング(入札)制度によるメジャー挑戦を表明し、ホットな話題を提供している。

 日本の野球ファンのみならず、全米でも注目を浴びているのは西武の松坂大輔投手。高校時代から圧倒的なピッチングを見せてきた「平成の怪物」は、日本球界のエースへと進化を遂げ、今年3月に行われた国別対抗戦ワールドベースボールクラシックでは、決勝で強豪キューバを抑えるなど見事MVPに輝いた。その活躍から、入札競争にはヤンキース、メッツ、カブスなど資金力の豊富な球団が参戦するのは必至。すでに一部報道では、落札額と契約額を合わせると7500万ドル(約88億円)に達すると予想されており、落札、さらには契約交渉が成立するまで、1つ1つの動きに関心が集まるはず。

 一方、強打の岩村明憲三塁手(ヤクルト)も、ポスティングでのメジャー挑戦を球団から容認された。松坂同様に出場したWBCではけがで最後までプレーできなかったものの、日本で数々の実績を残したこともあり、メジャー各球団の評価は決して悪くないと言われる。パドレス、インディアンスといった三塁手の補強を課題としているチームが入札を行うと見られており、中村紀洋(現オリックス)に次ぐ日本人メジャーリーガー2人目の三塁手が誕生するのではないだろうか。

 また松坂、岩村のほかにも井川慶投手(阪神)が、球団からポスティングでのメジャー移籍を認められるのが濃厚。ここ数年、希望を出していただけに、ようやくメジャーへの道が開けることになる。ほかにも、21年間在籍した巨人を退団した桑田真澄投手も、来シーズン米国でプレーする意向を表明。来年4月で38歳となるが、36歳でのメジャー挑戦にして見事成功を収めた斎藤隆投手(ドジャース)の例もある。それだけに、過去に幾多の苦難を乗り越えたベテランの新たなるチャレンジからも目が離せない。