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2006年11月22日発行

今年は序盤から動き活発 ストーブリーグ2006

 メジャーリーグは、ワールドシリーズが終了して早1カ月。選手たちの移籍が行われるオフのストーブリーグは2月中旬のキャンプインまで約4カ月続くため、まだまだ先は長いと思いきや、今オフは例年に比べると序盤から選手の争奪戦がヒートアップしている。もちろん5111万ドル(約60億円)でレッドソックスが独占交渉権を落札した松坂大輔投手(西武)ら日本人選手のポスティング(入札)があるのも大きいが、何人かのスター選手が早々と移籍を決めているのも見逃せない。今回はそんな大物たちを紹介する。

 このオフ、フリーエージェント(FA)となったメジャーリーガーでは最大の目玉とされていたのが、かつて広島でプレーしたことがある俊足強打のアルフォンソ・ソリアーノ外野手。今季ナショナルズでプレーした30歳は、メジャー史上4人目の「40本塁打、40盗塁」という快挙を引っ提げてカブス入りを決めた。一部で伝えられている8年総額1億3600万ドル(約161億円)の好条件は、歴代5番目の大型契約。球界屈指の攻撃的プレーヤーは、先日5年契約で残留した大砲アラミス・ラミレス三塁手、昨年の首位打者デレク・リー一塁手とともに強力なカブス打線を引っ張ることになる。

 ドジャースは、早くから積極的な補強に打って出た結果、2人の大物と契約合意。長年の故障から見事復活を遂げたノーマー・ガルシアパーラ一塁手が2年契約で慰留すれば、盗塁王2回の俊足フアン・ピエール外野手(カブス)は5年契約で合意に達する見通し。また、今季復活した選手といえば、アスレチックスの指名打者フランク・トーマスは2年契約でブルージェイズに移籍。来シーズンは通算500ホーマーの達成に期待がかかる。

 一方、例年オフの補強に余念がないヤンキースは、松坂の落札こそならなかったもののベテランの239勝投手マイク・ムシーナの引き留めに成功。また戦力余剰となっていた外野では、大砲ゲリー・シェフィールドをタイガースに放出している。そのヤンキースの宿敵レッドソックスは松坂との独占交渉権を得たほか、ナックル投手ティム・ウェークフィールドと再契約。個性豊かな先発陣の形成に余念がない。

 さて、これから先、大いに注目されるFA選手は通算734本塁打の強打者バリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ)と333勝の技巧派グレグ・マダックス投手(ドジャース)の両ベテラン。特にボンズは指名打者制のあるア・リーグへの移籍を検討しているとうわさされ、イチロー外野手と城島健司捕手が所属するマリナーズの名前も浮上している。