MLB NEWS
2007年01月09日発行
2007年期待のアドバイザリースタッフ
〜投手編〜
新しい年が始まり、今季も話題が盛りだくさんのメジャーリーグ。ストーブリーグはまだ続くものの、選手はこれから春季キャンプ、オープン戦、そして長いレギュラーシーズンに向けて心身共に少しずつ準備を始めていく。そこで、ここでは記録更新や新天地での活躍が期待されるウイルソンのアドバイザリースタッフを紹介する。今回は投手編。
まずは昨年、リー・スミス(元カージナルスほか)が保持していた通算セーブ記録を塗り替え、その数字を「482」まで伸ばしたトレバー・ホフマン(パドレス)。メジャー15年目を迎える39歳だが、最近3シーズンはいずれも40セーブ以上をマークするなどその火消しぶりは健在なだけに、記録がどこまで積み重ねられるのか興味深い。
そのホフマンのチームメートとなったのが、ドジャースから移籍したグレグ・マダックスだ。40歳のベテランは「精密機械」の異名が示すとおり、抜群の制球力を武器にメジャー生活21年間で歴代10位の333勝をマーク。絶対的守護神ホフマンが後ろに控えていることもあり、2007年シーズンも順調に白星の数を増やしそうだ。
オフにジャイアンツからフリーエージェントとなり、ストーブリーグの目玉とされていたジェーソン・シュミット(33)は、ドジャースと3年契約を締結。2003年に防御率2.34の好成績を収めてタイトルを獲得した先発右腕は、メジャー生活12年間で127勝、1728奪三振をマーク。マダックスが抜けた穴を埋める存在として、今年は新天地で自身初のワールドシリーズ制覇を目指す。
レッドソックス入団が決まった松坂大輔投手と同じ代理人スコット・ボラス氏を雇っていることで、日本でも有名になったロイ・オズワルト(アストロズ)。昨シーズン途中に5年総額7300万ドル(約86億5000万円)で契約を延長した29歳の右腕は、その額面に違わぬ実力と実績を備えている。2004年から2年続けて20勝を挙げたほか、昨年は最優秀防御率(2.98)のタイトルを獲得した。アンディ・ペティットがヤンキースに移籍し、ロジャー・クレメンスが引退する可能性がある中、先発ローテーションの柱としての奮闘が期待される。
2001年のダイヤモンドバックス、2004年には現所属のレッドソックスでワールドシリーズ制覇を成し遂げたカート・シリングは、今年もチームのエースとして君臨。40歳にして年間200イニング以上の投球回数を誇る体力のみならず、松坂やジョシュ・ベケット、ジョン・パペルボンら若い先発陣をけん引する役割も担うことだろう。
カナダ出身の右腕リッチ・ハーデン(アスレチックス)は、2004年から2年連続で2けた勝利。メジャー4年目の昨季はサイ・ヤング賞の有力候補と目されながら、故障でシーズンの大半を棒に振り、9試合の登板に終わった。しかし、チームにとって3年ぶりのア・リーグ西地区制覇に王手をかけて先発した9月26日のマリナーズ戦では5イニングを2安打、無失点と好投し、プレーオフへと導いている。まだ25歳と若いだけに、今後の飛躍は間違いないところだろう。
