MLB NEWS
2007年02月06日発行
2007年期待のアドバイザリースタッフ
〜外野手編〜
各球団とも戦力が整いつつある昨今だが、選手たちは短い休暇を終え、今月中旬からスタートする春季キャンプでいよいよ本格始動。今回紹介するウイルソンのアドバイザリースタッフは、いずれもチームの中核を担う外野手だ。
今回取り上げる選手の中で、昨季最も「世界一」に近づいたのはメッツのカルロス・ベルトランだ。アストロズ時代に出場した2004年のプレーオフでは、計12試合で打率.435、8本塁打、14打点と大暴れしたスイッチヒッターは大舞台に強い。昨年、キャリアハイとなる41本塁打、116打点の好成績でチームのナ・リーグ東地区制覇に貢献すると、カージナルスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦で決勝2ランを打ち、第4戦では2本のアーチを放った。第7戦までもつれた末にメッツは惜しくも敗れたものの、29歳の正中堅手はとてつもなく大きな存在感を示している。今年こそ、その雄姿をワールドシリーズの舞台で見たいものだ。
一方、22年ぶりにア・リーグを制してワールドシリーズ出場を果たしたタイガースにトレード移籍したのが、通算455本塁打を誇るゲリー・シェフィールド(前ヤンキース)である。昨年は右手首の故障によりシーズンの大半を棒に振った38歳は9月下旬、本来の定位置である右翼ではなく一塁手として戦列復帰。しかしその慣れない守備が影響してか、バットも湿りがちだった。指名打者としての出場が見込まれている新天地では、まずはフルシーズンのプレー、そして1995~2005年までの7シーズンで100打点超えを6度果たした打棒の復活を期待する。
1996年にエクスポズ(現ナショナルズ)でデビューしたエンゼルスの主砲ウラジーミル・ゲレロは毎年優れた成績を残す右翼手。悪球打ちで知られながらも、97年から毎年打率3割をキープする一方、30本塁打&100打点を8度もクリアしている。打率.337、39本塁打、126打点をマークした2004年にはア・リーグMVPに選出され、昨年は自身7度目となるオールスター選出。今月9日で31歳になるスラッガーは今がまさに絶頂期だと言える。
最後に名を挙げたいのは、ブレーブスひと筋でプレーするアンドルー・ジョーンズだ。2005年に51本塁打、128打点でナ・リーグ2冠に輝いた右打ちの大砲だが、特筆すべきは中堅手として98年から9シーズン連続でゴールドグラブ賞を受賞している守備力。昨季は384回の守備機会で失策はわずかに2個と、6年連続で同賞を手にしたマリナーズのイチロー外野手(376回の守備機会で3失策)をしのぐ素晴らしい数字を残した。昨年、15シーズン連続の地区優勝(ストでシーズンが打ち切られた94年を除く)を逃し、再び「常勝軍団」にのし上がりたいブレーブスにとって、攻守両面での大黒柱であるジョーンズの奮起は欠かせない。
