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2007年03月06日発行

日本人選手のオープン戦見どころ

 いよいよオープン戦が始まったメジャーリーグ。各チームとも残り1カ月を切ったレギュラーシーズン開幕に向け、選手が持つ実力の見定めや戦略の構築を念入りに行っていく。今回は定位置確保やメジャー昇格を狙う主な日本人プレーヤーの見どころを紹介したい。

 最も注目が集まるのは、何といってもレッドソックスの松坂大輔投手だろう。先発ローテーションの一角として期待される右腕はシーズン同様、オープン戦も基本的に中4日の間隔で登板。順調に行けば、3月11日は2004年のア・リーグ打点王ミゲル・テハダ遊撃手を擁するオリオールズ戦、31日には昨年のナ・リーグ2冠王ライアン・ハワード一塁手がいるフィリーズとの試合に先発し、開幕に備える。

 現段階では日本人打者との対戦予定はないが、16日に斎藤隆投手が抑え役を務めるドジャースと、21日には桑田真澄投手がいるパイレーツと顔を合わせる。なお、今季から松坂の同僚となったセットアッパー岡島秀樹投手も好投を続ければ、まだ決定していないチームの抑え役に就く可能性もないとは言えない。

 同じく今年からメジャーの舞台に立つヤンキースの井川慶投手は、2月下旬の紅白戦でジョー・トーリ監督をうならせる快投を披露。先発4番手の座を確固たるものにするためにも、今後も好調を維持したいところだ。

 デビルレイズに新加入した岩村明憲三塁手は、ジョー・マドン監督からそのグラブさばきと動きを絶賛されるなど、守備面は問題なさそうだ。残る課題はバッティングだが、オープン戦は毎日のように行われる。できるだけ多くの打席を経験して感覚をつかむことが必要だ。

 続いては、左手首骨折で昨シーズンの大半を棒に振り、ヤンキースの主力打者としての完全復活を目指す松井秀喜外野手。巧打者ボビー・アブレイユ外野手がキャンプ中にわき腹を痛めたこともあり、しっかりと結果を残してクリーンアップに名を連ねたい。

 7年目を迎えたマリナーズのイチロー外野手は、デビューから続けているシーズン200安打やゴールドグラブ賞受賞、オールスター選出などを目指す。これまでの右翼ではなく、今季は開幕から中堅の守備に就くことが決まっているイチロー。実戦を通じて、味方野手とのコミュニケーションや打球への感覚をしっかりとつかむことが不可欠だ。

 また城島健司捕手は、チームの先発投手陣が大きく入れ替わったことで、新加入投手たちとの意思の疎通、リーダーシップが求められる。昨季はチームトップの得点圏.344をマークした打撃でも、走者をかえす働きを期待したい。

 マイナー契約からのメジャー昇格を望む桑田は、日本球界で培った経験と持ち前の制球力、多彩な変化球で勝負。あまり実績がないリリーフとしてのマウンドが多くなりそうだが、1回をパーフェクトに抑えた4日の初登板のように好投を続ければ、サバイバルレースから抜け出すことも十分考えられる。