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2007年04月12日発行

2007年 達成に期待がかかる記録

 チャンピオンリングや個人タイトル争いはもちろんだが、偉大な記録に挑むベテラン選手から目が離せないのもメジャーリーグ。今回は2007年シーズン中の達成に期待がかかる記録に焦点を当てる。

 まずは何といっても、ハンク・アーロン(元ブレーブスほか)が持つ歴代最多記録の通算755本塁打に迫るバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ)を取り上げなければならないだろう。昨年5月下旬に715号を放ち、ベーブ・ルース(元ヤンキースほか)を抜いて歴代2位に躍り出たボンズは、アーロンまであと20本に迫る(4月9日現在)。ちなみに昨季はひざの故障などにより、21本目のアーチを打ったのはシーズン終盤の9月3日で、年間を通しても26本塁打にとどまった。メジャー22年目となる今季はけがなく乗り切り、早い段階での新記録達成を見たいものだ。

 続いては、7シーズン連続200安打を目指すマリナーズのイチロー外野手。もし達成すれば、ウエード・ボッグス(元レッドソックスほか)が持つ2リーグ制確立後の近代メジャー記録に並ぶ。またイチローは、昨年4月19日を最後に盗塁死を喫しておらず、39連続盗塁成功は同一シーズンのア・リーグ新記録。今季、公式戦最初の盗塁を失敗しなければ、シーズンをまたがってのリーグの連続盗塁成功記録に並ぶ。バットだけでなく、快足ぶりにも注目したい。

 またウイルソンのアドバイザリースタッフでは、通算500セーブに迫っているパドレスの守護神トレバー・ホフマン投手と、オフにヤンキースからタイガースに移籍し、通算500本塁打を目指すゲリー・シェフィールド外野手がいる。

 ホフマンは昨年、リー・スミス(元カージナルスほか)が持つ歴代1位の通算478セーブを上回り、シーズン終了までに積み上げた数字は482。あと18個で前人未到の500セーブに達するが、昨季46セーブを挙げたホフマンは6月下旬にシーズン18個目のセーブをマークしていることもあり、故障など不測の事態がなければ達成は間違いないだろう。

 一方のシェフィールドは、これまでのメジャー生活19年間で放ったホームランは455本。シーズンの自己最多は2000年にマークした43本ということもあり、記録達成に必要な45本塁打までは厳しい道のりだが、今季は新天地で指名打者に専念できる見込みで、一転して量産体制に入る可能性もある。なお、過去500本塁打に到達したのは20人。シェフィールドのほかにはブルージェイズの指名打者フランク・トーマス(あと13本)、ホワイトソックスの指名打者ジム・トーミ(同28本)、レッドソックスのマニー・ラミレス外野手(同30本)、そしてヤンキースのアレックス・ロドリゲス三塁手(同34本)らが近い位置にいる。

 そのほか、昨年は左手首骨折によりシーズンの大半を棒に振った松井秀喜外野手(ヤンキース)が日米通算2000本安打まであと13本に迫り、アストロズひと筋20年目を迎えるクレイグ・ビジオ二塁手は、通算3000本安打にあと70本としている。