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2007年07月11日発行

メジャーリーグ後半戦、注目の日本人と所属地区の展望

 オールスターゲームが終わり、現地時間12日(日本時間13日)からはメジャーリーグのレギュラーシーズンが再開される。今年は、日本人選手の話題に事欠かないシーズンとなっているが、同様に後半戦も注目を集めることになりそうだ。

 最初に語るべきは、松坂大輔と岡島秀樹のレッドソックス両投手だろう。松坂は前半戦で10勝を挙げ、課題の制球も改善の兆しが見られてきた。しかも強豪チームとばかり対戦した前半と比べ、後半は下位チームとの対戦が多く、アジア人初の20勝も十分狙える。一方の岡島は、前半戦で防御率0点台の好成績を残し、39試合でわずか1本塁打しか許していない。松坂以上にチームへの貢献度が高いという声もあり、後半戦もこの調子が続けば、松坂を抑えてのア・リーグ新人王も夢ではないだろう。

 そのレッドソックスがア・リーグ東地区を独走し、松井秀喜外野手や井川慶投手が所属するヤンキース、岩村明憲三塁手がプレーするデビルレイズは大きく遅れをとった。特に名門ヤンキースは、12年ぶりの前半戦負け越しを喫し、首位に10ゲーム差をつけられて地区10連覇が非常に難しい状況。優勝が義務付けられているとはいえ、ここまで離されてしまっては、後半戦でロケットスタートを切れない限り、ベテランを放出して戦力の再編を図るのもやむを得ないところだろう。松井秀や井川が、そのロケットスタートの起爆剤になることを願いたい。

 逆に、西地区のマリナーズは、過去3年の低迷がうそのように首位争いに加わっている。イチロー外野手も前半戦で過去最高の打率.359を記録し、2004年に樹立した年間最多安打(262本)の更新も狙える位置につけている。また、城島健司捕手も若手主体のリリーフ陣をうまくリードしており、ジョン・マクラーレン新監督の下、6年ぶりのプレーオフ進出に向けてチームが一丸となれば首位エンゼルスをとらえることができるはずだ。

 一方のナ・リーグでは、斎藤隆投手の所属するドジャース、松井稼頭央二塁手のロッキーズなど計4チームが西地区で優勝争いを繰り広げており、後半戦は目が離せなくなりそう。斎藤は佐々木主浩氏(元マリナーズ)が2001年に残した日本人最多の45セーブを塗り替えそうな勢いがあり、松井稼も日本人2人目の年間40盗塁達成に期待がかかる。ともに必要不可欠な戦力となっているだけに、それぞれの出来がチームの浮沈を左右することになるのでは。

 このほか、記録といえば、歴代最多の755本塁打にあと4本と迫っているジャイアンツのバリー・ボンズ外野手も気になるところ。現在のペースでいくと、8月上旬にメジャー新記録樹立とも言われており、日々の結果から目が離せない。