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2007年09月05日発行

最後まで目が離せないプレーオフ争い、大舞台に進めるのはどのチーム?

 メジャーリーグのレギュラーシーズンも9月に突入し、残り試合は30を切った。この1カ月でア・リーグ、ナ・リーグともに東、中、西地区の優勝チームと2位の最高勝率チーム(ワイルドカード)が決定する。残り4週間となった時点で首位チームが独走態勢に入っている地区もあれば、混戦模様の地区もあり、いずれにしても10月のプレーオフ出場権を賭けた戦いから最後まで目が離せない状況となっている。

 ア・リーグでは、まず松坂大輔、岡島秀樹の両投手を擁する東地区の首位レッドソックスが、松井秀喜外野手が所属する2位ヤンキースとの差を広げ、12年ぶりの地区優勝へ足場を固めつつある。5月にはヤンキースに14.5ゲーム差をつけたものの、8月19日の時点では4ゲームにまでその差が接近。14ゲーム差をひっくり返された1978年の悪夢が再びよみがえるのでは、と危惧する声もあったが、ヤンキースの失速もあって再び差が開きだした。9月14日からレギュラーシーズン最後の直接対決3連戦を残しているとはいえ、3日の時点でマジック20。逃げ切りはほぼ間違いないだろう。

 中地区ではインディアンス、西地区ではエンゼルスが下位を引き離している。特にエンゼルスは、イチロー外野手と城島健司捕手を擁するマリナーズに対し、8月末に行われた直接対決で3タテしたのが大きい。逆にマリナーズは、25日から9月2日まで9連敗。ワイルドカード争いでもヤンキースに首位の座を明け渡し、タイガースにも迫られている。3~9日にかけて両軍と3試合ずつ戦うが、この直接対決がまさに正念場だ。

 ナ・リーグは地区優勝争い、ワイルドカード争いともに大混戦。東地区は、メッツが首位に立ち、エースのペドロ・マルティネス投手が肩の手術から復帰するのが明るい材料。一方の2位フィリーズは、一足先に復帰した大黒柱チェース・アットリー二塁手の存在が心強い。14~16日に行われる最後の直接対決をどれだけのゲーム差で迎えるか気になる。また、追う立場のフィリーズはワイルドカード争いで、後述する西地区のチームを意識して戦う必要がある。

 中地区ではカブス、ブルワーズ、田口壮外野手が所属するカージナルスによる三つ巴の争いが激しさを増している。選手層の厚さならカブスに分があり、ブルワーズは若さ、カージナルスは昨年ワールドシリーズを制した経験が強みだ。西地区ではパドレス、ダイヤモンドバックス、斎藤隆投手を抑えの切り札として起用するドジャース、松井稼頭央二塁手がプレーするロッキーズに地区優勝あるいはワイルドカードのチャンスがあり、こちらも激戦だ。ただ、残りの試合数や対戦相手を加味すると、パドレスとDバックスが有利な立場にいる。

 レギュラーシーズンは現地時間の10月1日(日本時間2日)に最終戦を迎える予定。プレーオフ進出がかかったチーム同士が同率で並んだり、雨天中止などで追加日程を余儀なくされるようなケースがない限りは、この日までにワールドシリーズ優勝を狙えるチームが8つに絞られる。