MLB NEWS
2007年10月19日発行
世界一まであと少し! 栄冠に輝くのはどのチーム?
2007年のメジャーリーグ、ポストシーズンも佳境に入り、15日には松井稼頭央二塁手の所属するロッキーズがナ・リーグ優勝を果たし、ワールドシリーズ進出を決めた。一方のア・リーグでは、松坂大輔、岡島秀樹の両投手を擁するレッドソックスが、インディアンスと熾烈なリーグ優勝決定シリーズを戦っている。24日から始まるワールドシリーズを制するのは、果たしてどのチームだろうか。
まず、注目と言えば松坂、岡島を擁するレッドソックス。エースのジョシュ・ベケットを筆頭とする投手陣は相変わらずの安定感を誇る上、ポストシーズンに入ってからは、指名打者デービッド・オルティス、マニー・ラミレス外野手という大砲2人が絶好調だ。12日には2人合わせて全10打席出塁と、同僚たちでさえ驚く大活躍を見せた。特に、シーズン終盤は故障で欠場の続いていたラミレスは、バーニー・ウィリアムス(元ヤンキース)の持っていたポストシーズン最多本塁打記録(22本)を更新。しかし、大舞台での強さを期待されながら、地区シリーズに続き、リーグ優勝決定シリーズ第3戦でも不完全燃焼に終わった松坂は、少し心配だ。
対するインディアンスは、レッドソックスと比べると地味な印象を受けるが、チームの実力、そして結束力では負けてはいない。選手育成が実を結び、投手ではC.C.サバシア、ファウスト・カルモナ、打者ではグレイディ・サイズモア外野手といった選手がチームの柱に成長。ポストシーズンでは、リーグ優勝決定シリーズ第3戦で松坂から一発を放ったケニー・ロフトン、第2戦で決勝打のトロット・ニクソン両外野手といったベテランもその経験を生かし、貴重な働きを見せている。主力の多くが長期契約を結んでおり、今季だけでなく、将来にわたっても期待のできるチームと言えるだろう。
一方のナ・リーグでは、ロッキーズがリーグ優勝決定シリーズ4連勝でダイヤモンドバックスを下し、あっさりとワールドシリーズに駒を進めた。このロッキーズは、シーズン終盤の15試合で14勝という驚異のラストスパートでプレーオフに勝ち上がってきたが、ポストシーズンに入ってからも勢いは衰えるところを知らず、破竹の7連勝。ここ22戦で21勝と乗りに乗っており、球団史上初の世界一も見えてきた。
シーズン終盤はリードオフマンとして、現在は2番打者としてチームをけん引する松井稼、リーグ優勝決定シリーズMVPに輝いたマット・ホリデー外野手ら打線の強力さも然ることながら、ポストシーズンでは投手陣も活躍。エースのジェフ・フランシスに加え、シーズン終盤からラッキーボーイ的存在になっているジョシュ・フォッグ、新人のユバルド・ヒメネスといった先発陣、そして守護神マニー・コルパスを中心とする救援陣がチームの躍進を支えている。
そして最後に、残念ながら敗退が決まってしまったDバックスは、開幕前の予想を良い意味で裏切る大躍進を遂げ、終わってみればレギュラーシーズンはリーグ最高勝率でポストシーズン進出。ロッキーズの前には完敗だったが、若いチームだけに、まだまだ来年以降も楽しみだ。
