【2010年ウィンブルドン】セリーナ強し! 2年連続4度目の優勝
94。これが何の数字かお分かりだろうか。ベラ・ズボナレワ(ロシア)との女子シングルス決勝で、セリーナ・ウィリアムズ(米国)のファーストサーブが入った時のポイント獲得率である。サービスエース9本も女子では多い方だが、それ以上に、この試合を左右した数字がこの「94」だった。
第1セットは31本のうち20本、65%の確率でファーストサーブが入り、そのうち19本がポイント獲得に結びついた(96%)。第2セットでは、13本入ったファーストサーブのうち12本がポイントにつながった(92%)。つまり、ファーストサーブが入ったのにポイントが取れなかったのは、1試合で2本しかなかったのだ。これでは、サービスを落とすはずもない。実際、ズボナレワにブレークポイントの機会は一度もなかった。
マルチナ・ナブラチロワは、このセリーナのサーブに「女子テニス史上最強」の評価を下したという。対戦相手のズボナレワも、うまいことを言った。「彼女のサーブをブレークできないから、今度は自分のサーブでプレッシャーがかかる。だから、あのサーブは、ショットとして強力な武器であると同時に、メンタル面を破壊する武器でもある」。
セリーナのグランドスラムタイトルはこれで13個目。ビリー・ジーン・キングを抜いて、女子テニス史上6位となった。「こんなに優勝できて、とてもハッピー。思ってもみないことだったわ。でも、一つずつ夢をかなえた結果であり、努力のたまものね」。セリーナは、真っ白な歯を輝かせて微笑んだ。

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