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2010年7月 4日 (日)

【2010年ウィンブルドン】セリーナ強し! 2年連続4度目の優勝

94。これが何の数字かお分かりだろうか。ベラ・ズボナレワ(ロシア)との女子シングルス決勝で、セリーナ・ウィリアムズ(米国)のファーストサーブが入った時のポイント獲得率である。サービスエース9本も女子では多い方だが、それ以上に、この試合を左右した数字がこの「94」だった。

第1セットは31本のうち20本、65%の確率でファーストサーブが入り、そのうち19本がポイント獲得に結びついた(96%)。第2セットでは、13本入ったファーストサーブのうち12本がポイントにつながった(92%)。つまり、ファーストサーブが入ったのにポイントが取れなかったのは、1試合で2本しかなかったのだ。これでは、サービスを落とすはずもない。実際、ズボナレワにブレークポイントの機会は一度もなかった。

マルチナ・ナブラチロワは、このセリーナのサーブに「女子テニス史上最強」の評価を下したという。対戦相手のズボナレワも、うまいことを言った。「彼女のサーブをブレークできないから、今度は自分のサーブでプレッシャーがかかる。だから、あのサーブは、ショットとして強力な武器であると同時に、メンタル面を破壊する武器でもある」。

セリーナのグランドスラムタイトルはこれで13個目。ビリー・ジーン・キングを抜いて、女子テニス史上6位となった。「こんなに優勝できて、とてもハッピー。思ってもみないことだったわ。でも、一つずつ夢をかなえた結果であり、努力のたまものね」。セリーナは、真っ白な歯を輝かせて微笑んだ。

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秋山英宏
Akiyama Hidehiro

秋山英宏

1961年生まれ。大学卒業後、フリーランスライターとしてスポーツ、レジャー分野を中心に雑誌、新聞で執筆活動を行う。1987年からテニスの取材を開始し、グランドスラムをはじめ、国内外の主要トーナメントを取材。テニス専門誌に多くの観戦レポート、インタビュー記事などを執筆している。日本テニス協会広報委員会委員。