2006/8/31 -- 秋山英宏のテニス・ツアー潜入記
彭帥、あと一歩!
ウィンブルドンでベスト8入りした李娜。全豪とウィンブルドンの女子ダブルスを制した晏紫/鄭潔。中国選手たちの力強さと粘り強いプレーは、テニスファンに強い印象を残している。全米オープン第3日、マルチナ・ヒンギスに冷や汗をかかせたのは、彭帥(Peng,Shuai、20歳、WTAランキング60位)。アメリカのテニスキャンプで腕を磨いた選手で、これは中国勢の中では異色の経歴だ。
序盤は彭帥の強打がヒンギスを完全に封じた。ヒンギスの甘いサーブを叩き、バックハンドの積極的なダウンザラインで元女王を棒立ちにさせた。彭帥のグラウンドストロークが深くて、ヒンギスは持ち前の展開力を発揮できない。また、左右に振っても、彭帥は懸命に食らいついた。
ただ、ヒンギスも並の選手ではない。中盤以降は冷静さを取り戻し、ミスが激減。彭帥のダウンザラインにも対応できるようになり、逆に展開力を駆使して彭帥を攻めた。4-6,6-1,6-3。ヒンギスの鮮やかな逆転勝ちだった。
ヒンギスは中国勢の台頭に関して「彼女たちはすごく練習熱心よ。西洋の国々ではスポーツ以外にもいろいろ選択肢はあるし、それが簡単に実現するから、そういう熱心さはあまり見られないわね」と話した。全米の女子シングルス本戦に中国勢は6人が出場。これはロシア、アメリカなどに続いて6番目に多い。今や中国勢は女子ツアーの一大勢力なのだ。
投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2006年08月31日 08:17|パーマリンク|コメント: 0 »コメントを送る…