2006/9/10 -- 秋山英宏のテニス・ツアー潜入記
燃える闘魂エナン・アーデン、決勝で力尽きる
鋭い眼光に、雄弁なボディランゲージ。ジュスティーヌ・エナン・アーデン(ベルギー)の闘志は最後まで衰えなかった。しかし、今日ばかりはマリア・シャラポワ(ロシア)が一枚上手だった。この試合にグランドスラム通算6つ目のタイトルとWTAランキング1位の座をかけたエナン・アーデンだったが、持ち前の強打に加え、組み立てのうまさも見せた好調シャラポワの前に涙をのんだ。試合は好ラリーの連続。両選手ともエラーが少なく、引き締まった好試合だった。
表彰式のスピーチでエナン・アーデンは「今日は彼女(シャラポワ)がベストプレーヤーだった。私にはまたチャンスがあるでしょう」と対戦相手をたたえた。会見では「すべてのポイントでファイトしたが、彼女のプレーがよすぎた」と語った。
ランキング2位のエナン・アーデンは、優勝すればアメリ・モレスモ(フランス)と入れ替わり、1位に返り咲くはずだった。今季の4大大会ですべて決勝に進出するなど、混戦の女子テニス界から頭一つ抜け出そうとしていた。全仏に続く今季2つ目の優勝を目指したが、グランドスラム4大会のうち3大会で決勝敗退という苦い結果が残ってしまった。しかし、この闘魂と鉄の意志がある限り、再び栄冠を頭上に掲げる日が来るだろう。
投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2006年09月10日 13:08|パーマリンク|コメント: 0 »コメントを送る…