2006/9/11 -- 秋山英宏のテニス・ツアー潜入記
フェデラーが大会3連覇を達成!
フォアハンドでボールを叩く激しさ。バックハンドの流麗さ、美しさ。サービスで見せる体のバネ。そして、落ち着き。ロジャー・フェデラー(スイス)がトップアスリートの貫禄を見せて、グランドスラム通算9つ目のタイトルを獲得した。
プレーの滑らかさ、美しさは堅実さに結びつく。驚くのはミスの少なさだ。7-5ともつれた第3セットでのフェデラーのミスはわずかに2本。ロディックはこの勝負所で9本のミスを犯していた。この試合でフェデラーが奪ったウイナーは69(サービスでのポイントを含む)。まさに攻撃テニスの本領を発揮した。一方、積極的なプレーを試みたロディックだが、サービスエースはわずか7本に終わり、フェデラーの17本を大きく下回った。また、ファーストサーブの65%しかポイントに結びつかず(フェデラーは84%)、セカンドサーブでは39%しか得点を奪えなかった。
表彰式では「アンディとプレーできて楽しかった」と余裕の笑みを見せたフェデラー。会見では「彼のサーブを返さなくてはいけないのだから、タフな試合になると思っていた。しかも、USオープンでアメリカ人選手と戦うわけだからね。うまくいって、とてもハッピーだ」と終始、ご機嫌だった。
フェデラーはこれで大会3連覇を達成。3連覇は85~87年のイワン・レンドル以来、オープン化以降3人目の快挙。また、フェデラーのグランドスラム優勝は9度目で、アンドレ・アガシやジミー・コナーズの8度を抜き、単独6位(オープン化以降)となった。通算10度目のグランドスラム決勝進出で9度優勝という驚くべき勝率を誇る。
なお、フェデラーは、10月2日に開幕するAIGオープンに出場する。最強のオールラウンダーのプレーを、今度はご自分の目で目撃していただきたい。
投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2006年09月11日 11:13|パーマリンク|コメント: 0 »コメントを送る…