2009/5/29 -- 秋山英宏のテニス・ツアー潜入記
【09年全仏】フェデラーが大苦戦の末に3回戦進出
ロジャー・フェデラーが苦戦の末に2回戦を突破した。アルゼンチンのホセ・アカスソに7-6(8),5-7,7-6(2),6-2。最初の3セットは、どちらに転ぶかまったく分からない展開だった。第3セットは一時、2-5と追いつめられたが、そこから相手のサーブを2度破り、逆転でセットを奪った。第4セットはアカスソが気落ちしたのか、一方的な展開となったが、フェデラーの2回戦としては「大苦戦」と言える。
それでもフェデラーは「こんなタフマッチを勝ち切れてうれしいよ。こういう試合は大事なんだ。フィジカル的に問題がないと分かったからね。次の3回戦に向けて気合いが入るよ」と余裕の表情で試合を振り返った。ここはレッドクレーのローランギャロス。大会序盤といえども簡単に勝てる試合は少ない。まして、この日の相手はクレー巧者のアカスソだ。フェデラーが一つのテストをクリアした、と言うべきだろう。
「今日の出来には満足しているよ。実際、スタッツ(統計)にもいい数字が並んでいる。初めの3セットはかなりアップダウンがあったけど、僕はただ落ち着いてプレーすることさえできればよかったんだよ」。
さらっと言ってのけるフェデラーだが、あれだけ競り合った状況で、落ち着いてプレーするのがどれだけ難しいことか。
「もちろん、ハラハラしたよ。僕はメンタルは強いと思っているけれど、こういう展開はめったにないことだからね。でも、この結果は僕のメンタルタフネスのあかし、僕のフィジカル能力のあかしだと思う」
王者は、微笑みをたたえながら、静かなトーンで語るのだった。
投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2009年05月29日 18:35|パーマリンク|コメント: 0 »コメントを送る…