2009/6/29  --   秋山英宏のテニス・ツアー潜入記

フェデラーが順当に4回戦へ。ウィンブルドンは第2週へ

全仏で史上6人目の生涯グランドスラム(四大大会全制覇)を達成したロジャー・フェデラーが、ウィンブルドンでも順調に勝ち進んでいる。昨年、ラファエル・ナダルに大会6連覇を阻まれたフェデラーにとって、このウィンブルドンは芝の王者の称号を取り戻すための大会だ。また、このウィンブルドンには、単独史上最多となる15個目のグランドスラムタイトルがかかる。そして、今大会で優勝すれば、ナダルに代わってATPランキング1位に返り咲くことが確定しているのである。

それだけに重圧のかかる大会だろう。しかし、大会序盤戦の、フェデラーのこの落ち着きぶりはなんだろう。開幕直前には「(ナダルは欠場するが)番狂わせを起こす力を持った選手はたくさんいる。興味深い大会になるね」と余裕の表情で語ったフェデラー。その言葉を裏付けるように、横綱相撲というか、余力を残して大会第1週を乗り切った。

フェデラーは、試合のないミドルサンデーを挟んで第2週が始まることについて「もちろん、2週目に残れるというのは気分がいいよ。僕にとっては、そこからさらに試合が面白くなってくるからね」と話した。

大会第2週の楽しみは、フェデラーと地元イギリスの期待、第3シードのアンディ・マリーとの決勝対決だ。記者会見で「そのことを話題にするのはまだ早すぎるかな?」と問われたフェデラーは「うん、そうだね」と受け流した。しかし、頭の片隅にはこの対決のことがあるに違いない。6度目の優勝を狙うフェデラー。フレッド・ペリー以来、73年ぶりの英国選手の優勝を狙うマリー。好調の両選手だけに、取りこぼしは考えにくい。大記録のかかった“世紀の対決”に向けて、カウントダウンが始まった。

投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2009年06月29日 19:12||コメント: 0    »コメントを送る…

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