2009/8/30  --   秋山英宏のテニス・ツアー潜入記

フェデラー6連覇なるか。USオープンまもなく開幕

8月31日に今年最後のグランドスラム、USオープンが開幕する。大会の最大の焦点はもちろん、ロジャー・フェデラーの6連覇なるか、である。

数々の大記録を打ち立ててきたフェデラーだが、今シーズンは特に記録ラッシュだ。全仏オープンで生涯グランドスラム(四大大会全制覇)を達成。ウィンブルドンではグランドスラム通算15度目の優勝を飾り、14で並んでいたピート・サンプラスを抜き去り、単独1位となった。7月には双子の娘さんも生まれた。幸せの絶頂とは、まさに今のフェデラーのためにある言葉だろう。

この活躍で、フェデラーは史上最高の選手か、という議論が再び盛り上がってきた。当のフェデラーは、このことについて以下のように話している。

「そういう話題が出るのはうれしいよ。僕が正しいことをしている証明になるからね。でも、それは僕が自分のキャリアを終えたときにはっきりするのだと思う。僕は、いつも、すべての時代のテニス選手をリスペクトしている。技術の移り変わりは激しく、トーナメント自体も変わっている。全米オープンはクレーや芝の時代もあったけど、今はハードコートだからね。だから、そういう条件をいっしょくたにして判断するのは難しい。そこがテニスというスポーツの独特なところだよ。僕は自分ができる限りの努力をしてキャリアを積み重ね、そのあとで、素晴らしい思い出の数々をじっくり振り返ってみたいと思っているんだ」

浮ついたところがなくて、まさに王者らしいコメントだ。ともあれ、ここまでフェデラーが積み上げてきた実績とプレー内容は史上最高の名にふさわしいものだと思う。まもなく開幕するUSオープンでも、フェデラーは素晴らしいプレーを見せてくれるだろう。間違いなく言えるのは、われわれは、今、テニスの歴史を目撃しているということだ。

投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2009年08月30日 08:38||コメント: 0    »コメントを送る…

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