2009/9/ 7 -- 秋山英宏のテニス・ツアー潜入記
シードダウン相次ぐ全米オープン。ウィリアムズ姉妹の強さが際立つ
大会第7日。全米オープンは折り返し点を迎えた。女子はすでにベスト16が出そろっている。大会開幕前に、あるところで「女子はますます混戦模様だが、この全米は若手のニューウエーブではなくオールドウエーブが勝ちそうだ」というような大会展望を書いた。若手にもビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ソラナ・チルステア(ルーマニア)といった将来が楽しみな選手はいるが、あらゆる意味でタフなUSオープンで勝てるだけの強さはまだない、と見ていたからだ。WTAランキング1位のディナラ・サフィナ(ロシア)にしても同様だった。
逆に、ウィンブルドンで目の当たりにしたセリーナ・ウィリアムズ(米国)とビーナス・ウィリアムズ(同)の強さは、タフなUSオープンでこそ生きると見ていた。そして、今大会でグランドスラム復帰を果たしたキム・クライシュテルス(ベルギー)まで含めた「オールドウエーブ」の優位を予想したのだ。
3回戦までに、第1シードのサフィナから、第8シードのアザレンカまで、若手の上位選手は未熟さを露呈し、敗れていった。そればかりか、第4シードのエレーナ・デメンチェワ(ロシア)やマリア・シャラポワ(同)といった実績のある選手たちまで次々と倒れた。予想が当たった、と自慢するつもりはないが、案の定、という気はしないでもない。
第2シードのセリーナは、特にギアを上げるまでもなく、危なげなく勝ち上がっている。第3シードのビーナスは、ひざの故障と戦いながら、3試合を勝ち抜いた。分かっていたことだが、やはり強いな、と言うしかない。たった今、センターコートではセリーナがダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)から第1セットを奪った。午後には今日の大一番、ビーナスとキムの試合が控えている。順当に勝ち上がれば、姉妹は準決勝で対戦する。ドローの上半分(トップハーフ)では上位シードが次々倒れているので、この準決勝が事実上の決勝戦となる可能性が高い。
投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2009年09月07日 01:10|パーマリンク|コメント: 0 »コメントを送る…