2009/10/12 -- 秋山英宏のテニス・ツアー潜入記
【楽天ジャパンオープン】ツォンガが初優勝! コート上で歓喜のダンス
ツォンガが日本のファンに、ファンタスティックなテニスを披露した。08年全豪準優勝で世界中にその名をとどろかせたツォンガ。ショットの爆発力と優れた身体能力はすでに周知の事実と言っていい。しかし、その迫力を目の当たりにした1万人の観客は、ある種の爽快ささえ感じたのではないか。ツォンガは、200キロ超のサービスエースを何本もたたき込んだ。197キロのセカンドサーブでエースを奪う場面もあった。ユージニーのショットを見切ったかのようにベースライン付近で待ちかまえ、機銃掃射のようなグラウンドストロークを放った。テンポのいいクリーンヒットの連続。秋空が広がる東京有明コロシアムに、軽やかな打球音がこだました。
ユージニーは第1セット、第2セットとも、セットの序盤は必死に食らいついたが、サービスダウンをきっかけに流れは一気にツォンガに傾いた。相手のサービスゲームを破るのは不可能に近い--そんな重圧がサービスゲームのユージニーを追いつめたに違いない。
優勝を決め、ベンチに戻ったツォンガは、再びコートの真ん中に歩み出て、すっかりおなじみになったダンスを観客に披露した。
「いいプレーができたよ。でも、(この優勝には)少し驚いているんだ。なぜなら、大会前は少し疲れていて、ベストを尽くすだけだと思っていたのだからね。大会終盤は信じられないようなプレーができたよ」と語ったツォンガ。この優勝で、上位8選手だけが参加できるツアー最終戦の出場が少し近づいた。
「(最終戦が開催される)ロンドンからあまり遠くないところにいるのは確かだね。結果はどうなるか分からないが、自信はあるし、ベストを尽くすだけだよ」とツォンガ。試合中の彼からは想像できないようなソフトな声で、穏やかに、しかし、自信満々に語るのだった。
投稿者: フリーライター 秋山 英宏 日時: 2009年10月12日 15:06|パーマリンク|コメント: 0 »コメントを送る…