2009/10/30 -- WilsonTourStringer細谷理の転戦記
Who is the No1?
今年のUS OPEN、およそ3週間の日程を終えた私は最終日を迎えていた。その日の朝、最終日の朝にも関わらず、私はだれよりも早く会場入り。自分の担当している選手がまだ勝ち残っていたからだ。3週間の疲れもあり、眠い目をこすりながら仕事をしていると部屋を開けて待っていたロンが面白いことを聞いてきた。
「誰がこのUS OPENのベストストリンガーだと思う?」
実は私のアメリカの友人が運営しているストリンガーサイトで話題になっているのだという。私は誰でもいいじゃない、そんなの。と思っていたが、しつこく聞いてくるのである1人の名前を挙げた。するとロンはこう言った。
「この大会はみんな素晴らしいストリンガーだと思うが、今年は本数も多いせいかちょっとしたミスを誰もが犯している。しかしその中でも全くミスを犯していないストリンガーもいる。それは君、スパイキー(私のニックネーム)だ。」
正直自分だといわれ、褒められること?に慣れてないので困惑してしまった。私はNO1になろうと思って仕事したことは一度もないし、これからも意識することもないと思う。ただロンから自分だ、と言われたことはすごくうれしかった。
だがはたして今大会でだれがベストストリンガーだったかはわからない。それぞれ早く張れる、正確に張れるなど特長があって明確な基準はないからだ。
ちなみに私が思うベストストリンガーとは、、、
使う選手が使いたいように、意図したことができるように張ってあげるのがベストだと思う。それには当然試合の結果も伴うと思うが、必ずしもそうなるとは限らない。選手であろうが一般プレーヤーであろうが私は常に使う人がどんなショットを打つのか、得意なショットが打てたのかをイメージして張っている。
周りがあいつはすごい選手のラケットを張っているからいいストリンガーだ、とかあの店にはナントカ公認のストリンガーがいるというのはあくまで風評であって実際は張ってみてナンボだと思う。本物か似非かは張ってみればわかります!!使う人が満足できなければ真のストリンガーとは云えない。
そうなると料理人と似ているのかも。あ、料理人の方々には失礼か?